ボカロPの『ぷす』さんが中心となって結成した音楽ユニット・ツユ。処女作の『やっぱり雨は降るんだね』を発表して以降、名曲を数多く生み出してきました。2023年にはアニメ『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』のED曲を手がけて話題になりましたが、2024年に体制を揺るがす事件が発生。それに伴い非難を浴びています。そこで今回は、ツユが炎上した理由と、変遷について調査しました。
ツユが炎上したのはなぜ？
元々、ツユのリーダーである『ぷす』さんは、感受性の高い人物。音楽へのこだわりも強く、作詞作曲に取り組む姿勢がストイックでした。それゆえ、制作に追われて情緒不安定になり、過激なコメントをXに投稿することが日常茶飯事。炎上も常態化しています。
いくつかツユの炎上エピソードがあるのでチェックしていきましょう。
独断の活動休止
2023年、ツユの公式アカウントが活動休止と解散の予定を発表。この投稿に返信するように『ぷす』さんが単独で全て判断した旨を報告しました。
合わせて、現状に至った理由について「自分がクズだから」と説明。自身の不甲斐ない部分を罵倒するように綴りました。
その当時ライブツアー『革命前線』のチケットが発売された直後だったため、ファンの間で不安が拡大。ボーカルの礼衣さんと、ピアノ担当のmiroさんも複雑な心境をSNSに投稿しました。
結局ツユの解散が却下されたものの、『ぷす』さんは炎上を免れませんでした。
殺人未遂事件の発生
2024年5月頃、『ぷす』さんは危険物を第三者に摂取させられたすえに重篤な精神障害を発症。通院しても一向に寛解しませんでした。今まで味わったことのない恐怖に襲われ錯乱していたのでしょう。いつしか心中することしか考えられない状態になり、交際相手を刺したのです。しかし自分の胸に包丁を突きつけた瞬間、我に返り、緊急通報。同年5月末日、殺人未遂容疑で逮捕されました。
釈放後の対応が問題に
逮捕後『ぷす』さんは、精神病院に送致。鑑定を経て不起訴処分になり、釈放されました。この一連の騒動がツユの壊滅を決定的なものとしたのですが。『ぷす』さんは、あたかも自身が被害者側の人間であるような声明を発表しました。あげく、命に別条がなかった交際相手と同棲を再開。
miroさんが固定メンバーから外れるなど、周囲は最善策を模索してきました。すべては『ぷす』さんのスランプを解消し、ツユのより良い音楽活動に繋げることが目的。にもかかわらず、『ぷす』さんが身勝手な対応を続けるため、批判が続出しました。
ツユの活動終了
それまで散々『ぷす』さんに振り回されてきた礼衣さんとmiroさん、そしてサポートスタッフとマネージャー。我慢の限界を迎えていたのではないでしょうか。4人で話し合いを重ね、事件発生から1週間ほど経過した2024年6月8日にツユの活動終了と、『ぷす』さんとの絶縁を表明しました。
また、『プロジェクトセカイ』（通称：プロセカ）の開発陣は、『ぷす』さんに関連する楽曲を各種コンテンツから削除する旨を決定。熱狂的なファンは勿論のこと、音楽ゲーム好きの間でも楽曲削除を悲しむ声が広がりました。
金の盾の貸し出し
ツユの権限を握っているのは、『ぷす』さん1人だけ。ゆえに上記の事件が結着して以降、元メンバーらの意向とは裏腹に、ツユ公式アカウントが更新されるようになりました。
2024年11月には、突飛な企画が始動。それはYouTubeから贈られた金の盾を貸し出すという内容でした。金の盾はツユの軌跡を示す特別な品。ツユが『ぷす』さん1人だけの音楽プロジェクトになったからといって赤の他人に触れさせるべきではありません。
ファンが複雑な感情を抱く中、『ぷす』さんは煽り文句を投稿。さらに炎上する事態になりました。
ツユの現在は？
2025年1月、現マネージャーによって『ぷす』さんの解任が発表され、ツユの固定メンバーが居なくなりました。しかし、楽曲制作やライブ活動の可能性が皆無というわけではないようです。現に、ツユのSNS公式アカウントだけでなくYouTube公式チャンネルも残り、再生回数が伸び続けています。
但し、作品に罪なしという理由で楽曲削除の措置が二転三転し、ひんしゅくを買っているためツユの未来は前途多難です。
まとめ
2019年に結成してから2025年1月に至るまで、ツユは幾度も炎上してきました。それでも、熱狂的なファンであるツユナーは3人そろっての再始動を切に願っています。しかし、『ぷす』さん・礼衣さん・miroさん、それぞれの間に埋められない溝が出来上がり、話し合いが困難な状況です。どのようにしてツユが苦難を乗り越えるのか、温かく見守りましょう。
