激しい競争を見せる、YouTube業界。大型新人クリエイターが鳴り物入りで参入してきたと思ったら、登録者数100万人超えの人気Youtuberが解散に追い込まれることもあるなど、変動的で何が起こるか分からない世界でもありますよね。一昔前までは、芸人やタレントが不安定な職業だと言われてきましたが、それに置き換わるように今、Youtuberという職業が名を馳せてきています。好きで見ていたYoutuberが、突然解散を発表してショックを受けた…という人も多いですよね。今日は、活動休止や解散を報告し世間を騒がせたYoutuberを5組、紹介していきたいと思います!
また見たい!活動休止や解散を発表したYoutuber5選
ウチら三姉妹
2023年に電撃解散を発表し大きな反響を呼んだのは、仲の良さで知られていた3人組Youtuber・ウチら三姉妹。男性1名、女性1名、ジェンダーレス男子1名という異色のトリオで、モッパンやメイク、ファッション動画などのエンタメ系、そして3人のマイペースでゆるい空気感漂うトーク動画を中心に発信してきました。チャンネル名の通り、まさに三姉妹のような仲の良さを誇っていた「ウチら三姉妹」ですが、クリエイターとして活動する中で、そして個々それぞれの将来の夢を追い求める中で、すれ違いが生じ始めてしまったそう。解散を発表する1年前からすでに険悪な状態になっており、半年前から動画更新もストップしていたことから、視聴者の間では解散も想定内だったそうですよ。
ヴァンゆん
日本一お似合いのビジネスカップルといわれていたヴァンゆんの2人も、惜しまれながら活動休止を発表しています。あくまで解散ではないとのことで、今後も2人の交流は続いていくそう。本来、ドッキリやモッパン、ショッピング企画などの動画を出してきたヴァンゆんは、付き合ってはいないけれどいい感じの距離感を保つ男女として、視聴者をヤキモキ、そしてキュンキュンさせてきましたよね。しかし、再生回数の停滞に悩むと、路線変更してコント動画にシフト。そこで人気を取り戻していきますが、気づいたときにはヴァンゆんの2人が本当にやりたいYoutuberとしての活動から、遠ざかってしまっていたそう。このままで「Youtuberとして成功した」といえるのだろうか?そう思った2人は、それぞれの夢を追いかけ、ヴァンゆんとしての活動に区切りをつけることにしたのだそうですよ。
さんこいち
古川優香さんなどのメンバーで人気を博していたYouTube「さんこいち」も、120万人というチャンネル登録者数を誇っていた人気絶頂期に解散。電撃解散YouTuberの1組となりましたね。理由は、メンバーの1人であるほりえりくさんが患っていた、適応障害という精神病だったとのこと。それまで、モッパンやクリスマスパーティーをする様子など、実に仲の良い関係性をアピールしてきたさんこいちですが、解散発表の動画では真剣な面持ちで思いを語るほりえりくさんに対し、メンバーの古川さんとやっぴさんは笑って茶化すなどの温度差が見られ、YouTuber 炎上する事態に。それからもメンバー内で、誰が最初に解散を提案したかなどの水掛け論が行われましたが、最終的には涙ながらに「ファンのみんなと離れたくない」と訴えたほりえりくさんに同情の声が集まりました。そんなほりえさんは現在、インフルエンサーのプロデュース会社を経営し、裏方としてクリエイターをサポートしているそうですよ。
パオパオチャンネル
「踊ってみた」動画で大人気だったパオパオチャンネルは、男女Youtuber。もともとコンビを組んでいたわけではなく、個人で活動していた2人がコラボする形で始めたチャンネルだということで、「解散」ではなく「活動終了」という言葉を使って、終止符を打ちました。もとは個人で活動できるスキルを持ち合わせていた2人なので、今後また独り立ちして各々の道に進みたいという思いが強まったそうですよ。2人で活動していく中で、「1人で何もできない人になってしまう」という不安感も、将来を見据える中で生じたのだとか。現在、元メンバーのぶんけいさんは、映像の企画や制作をする会社を立ち上げ、経営しています。
アバンティーズ
2022年9月に無期限の活動休止を発表したアバンティーズですが、なんと2023年2月、活動再開がアナウンスされました!ただ、アバンティーズの3人でというわけではなく、あくまで活動休止のきっかけとなったツリメさんの個人活動の話なのだそう。ツリメさんが精神的な病気にかかってしまったことで、3人グループでの活動を無期限休止したアバンティーズ。ツリメさん以外のメンバーはすでに大手クリエイター事務所UUUMを退所しており、今後アバンティーズとしての活動が見られるかどうかは分からないとのことです。ツリメさんは、活動を休んでいる中で少しずつ元気を取り戻してきたことから、ゆっくりと動画制作を始めていきたいと思いを語りました。個人でクリエイターとしてのスキルを上げ、いつかアバンティーズに還元したいとも話していましたよ。
まとめ
多くの人気Youtuberが新たに登場しては消えていく世界。昨今、若者のテレビ離れが広がる日本では、YouTube界の競争は激しくなるばかりですよね。Youtuberとして成功すれば、クリエイターというマルチなスキルを生かし、裏方に回ったり、テレビ業界へ進出したり、ファンを増やしてエッセイやSNSで発信活動をするなど、その活躍の幅も広がっていきます。ただ、そんな中でも心のどこかで「目指すべき道は合っているのだろうか」という、漠然とした不安がついて回るのも事実でしょう。クリエイターという道をとことん極める人や、セカンドキャリアに舵を切る人、Youtuberの中にも、いろんな形で将来設計をしている人がいるということですね。