昨年の仮想通貨市場は好景気だったこともあり、ビットコインだけでなくアルトコインやミームコインと言った名前をニュースなどで耳にすることが増えました。みなさんは、ビットコインはもちろんの事、ドージコインをはじめとする話題性の高かったミームコインもご存知だとは思いますが「アルトコインとは?」と思った方もいらっしゃったのではないでしょうか。
最近では安全なWeb3ウォレットの普及により、これらのコインへのアクセスや管理もより簡単になっています。今回の記事では、アルトコインや、ビットコイン・ミームコインとの違いや特徴について解説します。
仮想通貨の種類とアルトコインとは?
現在、24,000種以上も存在していると言われている仮想通貨ですが、この仮想通貨を大きく分けるとビットコイン(BTC)とアルトコイン(Alternative Coin)という2つに分けることができます。
アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。アルトコインの中には、ビットコインの欠点や機能性を改善したタイプの仮想通貨も多く、用途としては決済手段や送金手段、ソフト開発などに活用されています。
アルトコインの代表的な仮想通貨例としては、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)などがあります。
ビットコインとアルトコイン、そしてミームコイン
仮想通貨を大きくわけると、ビットコインとアルトコインですが、「ミームコインは?」と思いますよね。
ミームコインとは、アルトコインの中でもインターネット上のミームやジョークをモチーフに作られた仮想通貨のことを指します。アルトコインとは ミームコインも含めた仮想通貨の総称というわけです。
それぞれの特徴と、特徴からみる違い
ビットコイン、アルトコイン、ミームコインはそれぞれ開発目的、種類、価値、価格変動率などが大きく異なっています。これらの特徴から違いを見ていきましょう。
ビットコインの主な特徴
- 開発目的:中央集権的な金融システム(特定の国家や銀行)に依存しない新たな電子通貨システムを構築して既存の金融システムの問題点を解決し、より自由で公平な経済圏を構築することです。
- 種類:ビットコインのみ
- 用途:決済手段や価値の保存、送金などの役割に特化しています。
- 価値:ビットコインの発行量の上限はあらかじめ決まっており、発行のタイミングも開示されています。
- 価格変動率:ビットコインは、4年ごとに「半減期」と呼ばれる変革期を迎えるシステムであり、この時期には、マイニングの報酬が半減するため供給量が減り、より希少性が増します。
アルトコインの主な特徴とは
- 開発目的:ビットコインの欠点や問題点の克服や改善、ブロックチェーン技術を決済以外の用途で活用し、革新的な技術を導入するために開発されています。
- 種類:Alternative Coin(代替のコイン)の名の通りビットコイン以外の仮想通貨は全てアルトコインです。
- 用途:アプリ開発や送金速度、国際送金の簡易化など、さまざまな用途に活用されています。
- 価値:流動性が高く、時価総額が低いものが多く存在します。ただし価格が安いものが多く購入しやすいです。
- 価格変動率:アルトコインはボラティリティが高い傾向にあるため、損失のリスクも大きく、価格が下がった後に回復しないものもあります。また取引コストが割高になることもあります。
- 日本の仮想通貨取引所では、金融庁が上場を認めたもののみが取り扱われている
ミームコインの特徴とは
- 開発目的:仮想通貨市場にユーモアと親しみやすさをもたらし、コミュニティとミーム文化に支えられた短期的な価格変動を利用して利益を得ることなどを目的として開発されています。
- 種類:現在では犬系や猫系、カエル系などさまざまな種類と数があります。
- 用途:ジョーク的な意味合いを持った仮想通貨なので、従来の仮想通貨とは異なり、実用的な価値よりもコミュニティの力とソーシャルメディアでの話題性を重視します。
- 価値:象徴的な価値を持っていて、 公平な参加機会が得られます。
- 価格変動率:変動がとても激しく、リスクが高いものが多いです。一夜にして価値が急上昇または暴落する可能性があります。
まとめ
これで、アルトコインについては、理解を深めていただけたのではないでしょうか。また、それぞれの特徴からその違いについても大きく異なっていることがわかっていただけたかと思います。収入を少しでも増やすことを期待し、FXと同様に仮想通貨を投資目的で利用されるかたも多いのではないでしょうか。この記事をきっかけに、さらに仮想通貨について興味を持っていただければと思います。