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パイネットワークとは?上場した?仕組みや今後の見通しを徹底解説

パイネットワークとは?上場した?仕組みや今後の見通しを徹底解説

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スマートフォンで簡単に仮想通貨をマイニングできると話題になった「パイネットワーク(Pi Network)」を知っていますか?一時期、仮想通貨の次のバブルがくるとして日本国内でも招待制による登録が広まり、多くのユーザーがアプリをインストールしました。しかしその後、Piに価値がつくのか、いつ上場するのかなど、徐々に疑問の声も増えています。一部の海外のおすすめ仮想通貨取引所では、注目リストに挙げられ、取り扱いの事例も挙げられています。こうした取引所を活用することで、国内では扱われていない新興通貨やトークン情報を早期にチェックできるのも魅力です。今回は、そんなパイネットワークの仕組みや上場の有無、今後の見通しについても、解説していきたいと思います。

目次

パイネットワークとは?

パイネットワークとは、2019年にスタンフォード大学の博士らによって開発された仮想通貨プロジェクトで、スマホアプリを通じて誰でも簡単にトークンをマイニングできる点が最大の特徴です。多くの仮想通貨と異なり、専門的なマイニング機材を使う必要がなく、毎日アプリを「タップ」するだけで新たなコイン(Pi)を得られる仕組みになっています。

分散型通貨を目指す

Pi Networkのビジョンは、誰もが参加できる新しい形の経済圏を作ることです。インターネットアクセスとスマートフォンさえあれば、銀行口座を持たない人でも参加できるのがポイントです。

招待コードによる参加制

パイネットワークの仕組みとして、新規での登録には紹介者からの招待コードが必要です。これにより、参加者が仲間を増やすことでマイニングスピードがアップするというネットワーク拡張型の仕組みが採用されています。日本でも世界的にも流行したあのネットワークビジネスを思い出させるこの仕組みこそが、世間で賛否両論する理由であるといえそうです。

現在はテストネット段階

2023年末の時点でも、Piトークンは「メインネット(Mainnet)」ではなく「エンクローズドネット(閉鎖的ネットワーク)」にとどまっており、他の取引所で売買することはできません。

上場した?パイネットワークの現状

パイネットワークが本格的に上場したという公式発表は、現在確認されていませんが、2025年2月にOpen Network移行が発表され、外部との接続(他ブロックチェーンとの相互運用性)が可能になった段階にあります。このため一部の仮想通貨取引所では、非公式な「IOU(債権トークン)」という形でパイネットワークを扱う事例もありますが、これは実際のPiではなく、正式な価値とは言えません。

公式の否定的な見解

2023年、バイビット(Bybit)のCEOは「Piは詐欺の可能性がある」とコメントし、同取引所に上場する予定は一切ないと明言しました。この背景には、中国の警察が2023年に「Piって名前を使った詐欺で、お年寄りをターゲットに個人情報を奪って年金を盗もうとしている」と警告していたことがあります。そしてそれを根拠に「Bybitでは一切扱わない」と断言し、更には「ビットコネクトやHEXなどのポンジスキームに似ており、危険だ」と実際の例まであげてかなり根拠に基づいているとされていました。

本物のPiは送金不可

多くのユーザーが持っている「Pi」は、エンクローズドネット内の残高であり、外部のウォレットや取引所に送金することはできません。このため、現時点で市場価値を持つとは言い難いのが実情です。

パイネットワークの仕組み

パイネットワークは、従来の仮想通貨とは異なる方法でトークンの配布と管理をおこなっています。

①スマホでのマイニング

毎日アプリを開き、「稲妻アイコン」をタップすることで24時間のマイニングがスタートします。これにより一定数のPiがユーザーのアカウントに加算されます。

②セキュリティサークルの概念

他の参加者を信頼リストに追加することで、ネットワーク内のセキュリティが高まるとされており、この「セキュリティサークル」によって参加者の相互承認が機能しています。

③KYCの導入

将来的なメインネット移行に向けて、本人確認(KYC:Know Your Customer)を求める段階に入っています。KYCが完了していないと、獲得したPiの引き出しが制限される予定です。

パイネットワークの今後の見通しは?

パイネットワークは一定の注目を集めた一方で、現時点では明確なロードマップや実用化に向けた動きが不透明という側面もあります。

上場の可能性

開発チームはかねてより「メインネットへの移行と上場を目指している」と発言していますが、進捗状況や具体的なスケジュールは公表されていません。

実需の創出が課題

トークンに価値がつくには、実際に使われるシーン(決済、サービス提供など)が必要です。現在のPiはこの点でまだ発展途上であり、単なる保有によるメリットは見えづらい状況です。

逆にいえばここをクリアすることで可能性にぐっと近づきます。

注意喚起も増加中

各国の仮想通貨コミュニティや専門家の中には、「詐欺的プロジェクトの典型」と指摘する声もあります。ユーザーは「無料で稼げる」という甘い言葉に惑わされず、冷静に情報を見極める必要があります。

まとめ

パイネットワークは、スマホ一つで誰でも仮想通貨をマイニングできるという新しいアプローチで注目を集めましたが、2025年現在でも正式な上場はしておらず、価値の裏付けも不明瞭です。「無料だから」と安易に参加する前に、プロジェクトの透明性や信頼性、上場計画の実態をよくリサーチしましょう。最近では、YouTuberやインフルエンサーが仮想通貨の最新トレンドをわかりやすく解説する動画も増えていますね。パイネットワークのように話題性で注目を集めるプロジェクトこそ、SNSや動画での盛り上がりだけに流されず、冷静に判断することが大切です。正しい情報を楽しみながら学び、リスクを理解して行動できるかどうかが、成功への第一歩と言えるでしょう。

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